今回のお題は!

 

みなさんこんにちは!さいとうです。

今回は、お掃除後の美観維持のための仕上げ

でもある床ワックストラブル

お題にしたいと思います。

床ワックスの基礎知識!

◆床にワックスを何故かけるのか

  •  キズや汚れなどから床を守る。
  •  見た目がいい。(美観)

そのようなイメージを持たれると思います。

どちらも、効果は期待出来ますが、

その耐久性などには限界があるのも事実です。

 

よくある例としては

キッチンで水や洗剤液、油や酢、お酒など

を落とした場合は、気が付いた時に

直ぐにふきあげればさほど問題は有りません。

ただ、気が付かない内に跳ねて、落ちている事

すら意識せずにそのままの状態だとしたら

 

白く(白化)斑点になってワックスの

表面のツヤがぬけ落ちてるのを

見たり感じた経験ありませんか?

 

その他にも、 当然の事ですが、

家具の引きずりや物を落とすと、

擦り傷や  凹みができるなど

負荷にはもちろん、持ちこたえられません。

そのように水分や衝撃に弱いのも

ワックスの特徴でもあります!

床材の種類【豆知識】

♦つぎに、床材の種類についてですが…

  • お掃除する床材の種類

(フローリング)

  • 合板(複合・複層)フローリング
  • 白木・無垢材(単層)フローリング
  • 重ね貼り フローリング

少し説明しますと合板とは簡単に言うと、薄板を
重ねて張り合わせた厚みのある板で、その上に

天然木を薄く切った薄板や化粧板を張り合わせたもの
になります。比較的に安く、手入れがしやすと

言う特徴があり一番普及しています。

天然木に見せかけけた模造品になります。

 

天然木そのもの(白木無垢材)

高価でありメンテナンスなどが天然木のため
少し難点!ただ質感、肌ざわり、香りはいいですね!

自然の木なので調湿作用(湿度を調節する)が
あります。

 

(重ね貼り用)

フローリングの上に貼る事ができる。薄手の床材
施工がしやすい。

その他にも、

床暖房用や、キズ防止コーティングされたも(ペット用)
などがあります。

(クッションフロア)

トイレや洗面所などに使われることが多いです。
耐水性に強く、汚れも落ちやすいです。

それに弾力性もあります。値段もお手頃な上
色・柄などが豊富で、街のホームセンターでも

簡単に買うことができます。

(長尺シート)

主にマンションの床、学校の床、病院の床などに
よく使われています。特徴はやはり、

耐久性・耐水性・耐薬品性があります。
人の往来が頻繫にある所でもあります

ので強度のあるものが使われます。但し、

色合いが単純なものが多くチョットお堅い
感じがします。これは、あくまでも

僕の意見ですが…

(コルク床)

コルク床は最近は人気があります。
適度なクッション性、保温性、音をやわらげる

遮音性もあるんです。素足で歩いても、これが
肌ざわりもなかなか良い感じです。

お掃除で【なぜ?】床ワックスをするのか

みなさんは床ワックスをなぜするんだと、思い
ますか?

  • キズをふせぐため
  • ピカピカして見た目がよい
  • 汚れ防止
  • お掃除がしやすくなるから

キズでも、細かいものならある程度は
防ぎますが、物を落とした落下キズや無茶な

物の引きずりなどでは、ワックス被膜が

削り取られるだけでなく、その下の

床材まですり傷を付ける事になります。

 

ピカピカかして塗り立ての頃は美しいですが
永久的なものでもないので、やはり、

固く絞った雑巾やモップなどで拭き掃除したあとに
ご家庭でも1年に1度はワックスはを塗り足す

などの、メンテナンスも必要になります。

みなさんが思ってるより、ワックスの種類にも
よりますが、表面被膜はやわらかく、家族の

人数や靴下や素足、スリッパなどでの歩行など
生活スタイルの要素も大きくツヤや汚れの

巻き込み速度をはやめます。

削りとられたワックスは、ツヤも取れて床もくすんだ感じに
なってきますし、汚れも目立ってき美観も損なわれてきます。

なので、ワックスを塗った後もある程度ワックス効果や
美観維持にはメンテナンスが必要になってきます。

床お掃除でのワックストラブルはなぜ?おこるのか!

ここ何年かの床材はフローリング表面の塗装が堅くなり

生産工程で表面がコーティングされた状態で出荷されます。

※ワックスフリーやノンワックス使用になっているのが

※(ワックスを塗らないでよい床材のこと)

ほとんどです。最近はシートフローリングも人気です。

そのような床材にワックスをかけると、

密着不良となりはがれてきたり、すべりやすくなったり

かえって汚れやすくなるなどトラブルのもとに

 

なります。もし、ご自身でワックスをかける時には

そのようにワックスと床材の相性や特徴なども、

考慮された上でぬっていただければ、かなり

ワックストラブルを避けられる事になります。

 

正確に言うと塗らなくていいのではなくて

塗ってはダメな床ということになります。

床ワックスの【豆知識】

まず、ワックスには市販のものと

僕たちが使う業務用の大きな違いは

成分の濃度 (ワックスの質)

が明らかにちがいます。

わかりやすく言いますと、市販のものは

濃度が低いため、素人さんでも塗り易いです。

 

濃度が高くなる業務用は20%から30%

にもなり、塗りにくく(高濃度ほど)ムラにも

なりやすいので、ある程度の技術もいります。

 

市販用はだいたい10%から高くても

18%までぐらいです。

 

プロようになると耐久性や光沢の持続性も求められ

るので、高濃度になります。高濃度ほどワックスの

 

性能も高く、材料価格も高額になるんですよ。

一番の違いはやはり【保護膜の厚み】です。

市販ワックスの2回から3回塗りが業務用の

 

1回と理解して頂いていいとおもいます。

これを僕たちは2回3回と塗ることになれば

耐久性、やツヤのもちが違うのも当然のことに

なるわけなんです。

床ワックスの性質と用途

  • 水性、油性、樹脂ワックスの違い

水性ワックスはロウで乾拭きが必要になります。

フローリングに塗るとすべりやすくなり、洗浄の際

は直ぐにワックスが取れます。それは、水分にかなり

 

弱いと言う事にもなります。ただ材質を問わずに

使用できます。

油性ワックスは油が主成分のため無垢材に

使うワックスです。(無塗装のもの)

 

樹脂系ワックス(水性樹脂ともいわれています)

【一番ワックスで使われているものです】

合成樹脂が主成分で塗膜硬く、光沢や保護性能がほかの

ワックスと比較してもかなり良いです。

 

それに色々な状況に合わせたワックスの種類があります。

環境やシックハウスなどの配慮をされた樹脂ワックス

がほとんどです。

ただし樹脂ワックスワックスを取るには

剥離作業が必要になります。

この剥離作業が非常にリスクを伴う作業になります。

剝離作業については次の機会にご紹介したいと思います。

床ワックス塗布作業のトラブルを回避する

次にワックスを塗るのですが、基本は奥から出口に向かって

かけてくることになります。ただ、その時に気をつけて

おいてほしいことは、

 

まず天候ですね!

今のように寒い時期は非常に床温度が冷えています。

また、雨の日や湿度が高い、または気温が5℃以下になると、

ムラになったり上手く乾かなくなる可能性があります。

パウダリング(粉化現象)といって床表面が

白っぽく粉がでるトラブルになることがあります。

 

高温な夏場も塗ってる最中にも乾いてしまい、

塗りムラや、ワックスがなじまずカスレたり、

塗り残しのところに、表面乾燥ぐらいの乾きの

段階でその箇所を負い塗りしたために、元のワックスを

起こしてしまい無残な状況になる可能性があります。

 

天候や温度、湿度、ワックスの種類

床の種類、道具、塗る前の下準備的なお掃除も

ワックスをきれいに、トラブルにならないよう

に仕上げるには、必須なんです。

 

ところで【豆知識】的なものを一つ言いますね。

ワックスと床の密着不良を確認する行動として

隅っこのわかりにくいところで10㎝四方に

 

ワックスをぬります。そして、きっちり乾かして

その後その場所に粘着テープもしくわ、ガムテープ

抑えて張ってやり一気にめくりあげます。

 

その時に密着が悪いのであれば、テープごとワックスが

見事にくっついてきます。そうなると密着不良

おこす可能性がかなり高くなりますので、ワックスがけは

避けた方がいいと言う事になります。もし、それでもと

 

言う場合は【ハイテクフローリングコート】などの

密着不良を起こしにくいワックスの選択をしましょう。」

ただし、100%かと言うと断言できませんので

ご自分で塗るばあいは自己責任の上で施工しましょう。

 

皆さんのワックスがけの参考になる

ことがあれば取り入れてみてください。