新築引き渡し前にお掃除するの?

 

皆さんこんにちは!

さいとうです。

かなり、毎日ムシムシ

してとても暑いですね。

 

梅雨だから仕方ないですが、

なんだか身体がけだるくなります。

 

水分補給はこまめにして熱中症などに

気をつけて下さい。

 

さて…

今日はみなさんの中には新築で一戸建てや

マンションなど購入された方も、おられる

とは思いますが、

 

【どうして新築なのにお掃除するんだろう?】

 

と思われて

腑に落ちない

方もきっとおられると思います。

 

新築なのに…

 

では!どのような所をお掃除するん

でしょうか?

新築引き渡し前のお掃除とは!

まず、新築のお掃除作業のことを

新築引き渡し前ハウスクリーニング
新築引き渡し前美装工事ともいいます。

洗い工事ともいいます。

 

新しい建物から工事汚れを取り除き

綺麗にお掃除してお客様に

引き渡す作業です。

 

作業にたずさわる方を、美装屋さん

クリーニング屋さんやお掃除屋さん

 

関西では洗い屋さん言われています。

建築工事の最後の仕上げ作業になります。

まずは、お掃除前の確認事項!

現場に到着後電気がつながっているか

水が出ているか必ず確認します。

お掃除では必須ですからね!

 

ただ、工事の都合や進み具合で

電気の引込が終わってなく、建物内の

電気が使えないときは、屋外に設置されて

いる、仮設の電気を延長コードにつないで

 

電気を確保します。建物内の暗い所は

投光器などで照らして明るくします。

 

水も比較的水道メーターがつながっていても、

建物内は通水していない時はまだ

 

水回りの工事がすんでいない場合や何かしら

理由がありますので、トラブル回避のため

 

必ず工事責任者や担当者に確認してから

メーターを開栓するかもしくは

電気同様仮設の散水から水を確保します。

 

まず、お掃除業者は必ず先に確認します。

水と電気はお掃除やさんには

【最重要】ですからね!

 

お掃除前の下準備!

まず、新築工事中の養生めくりを

しなければなりません。

これが案外たいへんなんです。

 

すべてが新品ですので、あらゆるところに

キズを付けないように保護する養生テープや

 

床の保護のためのベニヤ板や段ボール、

シート養生、プラベニヤ、クッション材など

色々な養生保護材をはがしていきます。

 

これが3階建てだと一階まで何度も往復して

クロスや仕上った部材に当たってキズなどつけ

ないように運んでいきます。

 

それを指定の場所にきれいにかためておきます。

この時、木くず、プラスチック、鉄くず、紙、石膏

ビニールなどのテープ類など細かく

分別しなければなりません。

 

そう、家庭ごみのように!

 

ホコリも立ち込め朝一番としては結構な労力を使います。

昔は先に、工務店の方や雑工の方などが

 

めくっていただけたのですが最近は、

ほとんどが、美装作業とセットになります。

 

その後ブロワーと言う風をおこす道具で

ホコリやゴミを

ふき飛ばして行くんですが、その前に

荒掃除といって、ほうきで

 

大きなゴミくずや石膏ボードの粉や木くずを

先にある程度掃き掃除で取り除いておきます。

 

それからサッシガラスを外して

窓ガラスのレールや

棚の上や建具回りなどブロワーで

吹き飛ばします。

 

飛ばしたホコリを掃除機で床を

傷つけないように、丁寧にかけます。

この作業は重要で後の拭き掃除の

仕上りなどに、大きく左右します。

 

ほこりをきっちり取り除いて

おかなければ拭き掃除してもほこりや

 

取り切れないゴミくずなど残り

やすくなったり、バケツの水やタオルが

すぐ汚れ、ひんぱんに水替えの回数が

増える事にもなりますので

 

お掃除のタイムロスにつながります。

特に拭き掃除の水ぶきの時など、フローリング

などの床や建具の表面部分を

 

ゴミくずがタオルにかんで傷つけの原因にも

なりかねません。

お掃除は上から下へ順序よく!

だいたい延べ床30坪(100㎡)ぐらいを

2人で1日ぐらいでしあげます。

なので作業は段取りよくすすめていきます。

 

まず、サッシガラスを洗う人と建具や居室のクローゼット

や入口ドアや巾木や床などの拭き掃除にわかれて

仕上げていきます。

 

サッシガラスはガラス面に工事でついた不純物の

ボンドやコーキング、モルタルやペンキ、クロスノリ

汚れを三枚刃といってスクレイパーのような

先にカッターナイフの刃がついた道具で

 

キズを付けないように、

ケレン清掃します。

その後ワイパーと言った道具でガラス面を

水切りします。

 

レールも隅々までケレン(溝掃除用の細長い)

などをつかってほこりや

不純物を取り除き水ぶきします。ベランダも

綺麗に流して笠木、ベランダ手摺や、雨戸が

シャッター付きの場合は

シャッターやシャッターボックスも拭きあげます。

 

もう一人は建具や(居室扉・クローゼット)

照明器具やスイッチプレートなど付属品は

とにかくすべて拭きあげます。

 

この時、とくにクロスのノリに気をつけて

拭きあげます。後から拭き残しがあれば必ず

白く粉の吹いたように出てきます。

クリーニングで一番クレームになる部分です。

 

部屋の建具や部屋の隅々は、クロスのノリ

石膏ボードの粉などが特に目につきますので、

 

必ず素手や目で確認して順序よく仕上げます。

乾いた状態が分かりやすいですが濡れた

状態になるとヌルヌルします。

 

ヌルヌル感があると、まだ拭き残しが

あると言うことです。

 

後はサッシガラスをはめ込み拭き掃除の

終わった部屋から、床を水ぶきしていきます。

 

 

この時も一度水モップで全体に拭いてから

再度、手拭きで、ボンドやゴミを近い目で確認

しながらふきあげていきます。

 

きれいな現場は本当にすんなりと床掃除は

終わるんですが、床を貼り合わせする時に

 

フローリングなどの表面を

ボンドだらけにされると非常にやっかい

なんですよ。ボンドの種類よっては

除去する事ができない物もあります。

 

でも、今だに良くあることなんですが…

 

ハッキリ言って

床工事の職人さんしだいなんです!

 

ひどい場合は貼替になります。

 

あとは上の階から階段も拭いて

おりてきます。キッチン、浴室、トイレ、洗面所

なども隅々までふきあげます。

 

特にキッチンの流し下や引き出し下の

手の入らない所は引き出しを外して

レンジフードなどもフイルター板を外して

中まで、床下収納庫は収納ケースを

 

あげて、その下までホコリや工事汚れを

残さないようにお掃除します。そして一通り

建物内部の美装が終わると

 

最後にもう一度、上から見直し点検と

戸締りの確認などします。後は

 

玄関回りや土間を洗い、ワックス仕様

の場合指定のワックスをかけます。

 

最近はワックス不要の床材が増えて

きましたが!

 

また、建物の外回り部分の

水切り、面格子、腰壁などの外側も

キッチリとお掃除して終了です。

 

業者さんによってはやり方の違いは

少しあるものの、だいたい

この様な作業の流れです。みなさん

新築引き渡しお掃除の事を

少しでも分かっていただけたでしょうか?

 

新築の建物でも汚れ具合も大きく

左右されますが、建物の形や仕様なので

も施工労力は大幅に変わってくる場合が

あります。居住された建物と新築の建物の

汚れの質は異なりますが、クリーニングは

新築でもこれらの事から必ず作業に

携わっています。

 

皆さんの参考になれば幸いです。