こんにちは!さいとうです。

10月は雨でぐずついたお天気ばかり!

おまけに大型の台風までやってきました。

早くスッキリしたお天気に

なってほしいものです。

飾り棚/化粧板のしみ抜きとは!

今回は定期的にクリーニングの

ご依頼していただいているお客様の

飾り棚の化粧板のしみ抜きクリーニング

させて頂きました。

作業範囲は少しでしたので、定期で入る日に

作業のすき間時間を利用して作業にあたりました。

 

クリーニングする飾り棚の化粧板ですが

この様な感じです。

よく花瓶や写真や雑貨など

を飾る壁面を凹ませた部分に

なります。ニッチとも言います。

ダイニングやリビング、玄関回りや

廊下など間仕切りの壁の厚みを利用して

くりぬいた部分にあたります。

 

住居以外にもお店などでも

センスよくお部屋や店舗を演出されている光景

を良く目にします。

 

今回の場合は棚板が白木の生地ですので

お水の入った花瓶などを

直接置かれていたようで

黒く輪ジミになってしまったようです。

 

たまに、フローリングの床に観葉植物などを

直接置かれていてフローリングが水分や湿気で

 

変色や水ぐされなどを起こしてカビが生え

フローリング自体が傷んでしまい

クリーニングではどうにもならない事にも

なりますので直接置くことはさけて下さい。

化粧板のしみ抜き作業

今回のしみ抜きする飾り棚の化粧板ですが

この様な状態です。

元々表面は木ロウと言って

櫨の木(ハゼの木)

の実を砕いて作られるロウで

表面保護されています。

傷などには比較的強く磨くことに

より一層のツヤを出すことが出来ますが

水や寒さには弱く表面が白く白濁する

事がよくあります。

 

和室の床の間の床板や地板なども

この様に白くはげたり、輪ジミに

なってしまったご経験をされた方も

おられると思います。

 

作業の流れとしては、

まず、全体をうすめ液などでロウを一度

すべて落とします。

その後ペーパーで全体を軽く研磨して

表面を均一にならします。

 

もう一度うすめ液で研磨した時に

出た汚れや削りかすなどを

脱脂の意味でふきあげていきます。

 

その時、まだ薄っすらと残ったシミは

薬品でしみ抜きします。

 

薬品が残らないように水ぶきを

キッチリとしてしっかり乾燥させます。

 

あいにく天気が悪く乾きにくいので

時間短縮の為ドライヤーなども使用して

乾かしていきました。

 

つづいて、表面保護と美観のために

保護剤を塗布するために

壁際をマスキングテープで養生します。

 

仕上げは木ロウではなく、今回は

ケヤキ色の水性ウレタンニスで

しあげました。

化粧板しみ抜きクリーニング完成!

しみ抜き補修もう少し色つけを濃くしても

良かったかと思いますが

短時間の乾燥での塗り重ねは

トラブルのもとですので

次回定期の時にでも様子をみながら

色合わせして見ようと思います。

この様にシミや汚れなどは

復元する事が可能です。

シミや汚れ落としでお困りでしたら

是非一度ご相談ください。

 

いつも、ご依頼ありがとうございます。